キリストのからだなる教会　（エペソ人への手紙　1章20〜23節）

　2013年11月3日礼拝にて

　『神はその力をキリストのうちに働かせて、彼を死人の中からよみがえらせ、天上において
　　ご自分の右に座せしめ、彼を、すべての支配、権威、権力、権勢の上におき、また、この
　　世ばかりでなくきたるべき世においても唱えられる、あらゆる名の上におかれたのである。
　　そして、万物をキリストの足の下に従わせ、彼を万物の上にかしらとして教会に与えられた。
　　この教会はキリストのからだであって、すべてのものを、すべてのもののうちに満たしている
　　かたが、満ちみちているものに、ほかならない。』
　　　　　　　　　　　　　　　　（エペソ人への手紙　1章20〜23節）


　イエス・キリストを信じるわたしたちは、キリストによって神のものとされていることを知っています。

現実には罪のため神の前に出ることのできない存在であっても、イエス・キリストの十字架による救

いは、わたしたちを罪の重荷から解放し、自由と喜びを与える事ができるのです。わたしたち一人ひ

とりがキリストのものとされていく時、わたしたちはキリストにあって一つとなる事ができます。これが

教会です。教会はキリストのからだとして、それぞれの働きを担う事によって主の働きに預かること

になります。わたしたちが、自分ひとりで主に仕えようと思っても、決して満足する事はできません。

むしろ、自分の弱さと欠けを認め、神にすべてを委ねていくことによって、神の平安と喜びに満たされ

るだけでなく、大きな神のみ業を体験する事ができるのです。いつまでも、自分の姿だけを見てがっ

かりするのではなく、たといわたしたちが不完全な存在であっても、キリストにあって一つにし、豊か

に用いてくださる神を信じて期待し、従っていこうではありませんか。