わたしについてきなさい　（マタイによる福音書　4章18〜22節）

　2013年9月15日礼拝にて

　『・・・さて、イエスがガリラヤの海べを歩いておられると、ふたりの兄弟、すなわち、
　　ペテロと呼ばれたシモンとその兄弟アンデレとが、海に網を打っているのをごらんになった。
　　彼らは漁師であった。イエスは彼らに言われた、「わたしについてきなさい。あなたがたを、
　　人間をとる漁師にしてあげよう」。すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　4章18〜22節）


　信仰は、聞く事に始まり、従うことに至ります。どんなにたくさん聞き、また理解しても、従うことが

できなければ何も変わりません。多くの人々がイエス・キリストと出会い、そのメッセージを聞きまし

たが、みんながみんなイエス・キリストに従ったわけではありませんでした。むしろ、イエスがおお

やけの生涯に立たれるに当たって、神の前に徹底的に祈り、共に歩むべき弟子を選ばれたのです。

それは神がギデオンを通して、ただ勇敢かつ熱心であるだけでなく、注意深くよく訓練された人々を

選ばれたように、イエス・キリストもまた、ただ単に熱心で知恵があるだけの人ではなく、主の言葉

を聞いて素直に応答する信仰の人を求められたのです。わたしたちは弱く、主に従うにはあまりにも

たよりない存在かもしれません。けれども『わたしについてきなさい』と招いてくださる主を信頼し、そ

して従うことこそ神が一番喜んでくださる信仰ではないでしょうか。神はわたしたちを招かれるだけで

なく、わたしたち一人ひとりをそれぞれふさわしい器につくり上げてくださいます。わたしたちに必要な

事は、神を信じすべてを任せて従う単純な信仰だけです。知識ではなく、行いの人とならせていただ

きましょう。