ただ神にのみ仕えよ　（マタイによる福音書　4章1〜11節）

　2013年9月8日礼拝にて

　『次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて言った、
　　「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」。するとイエスは
　　彼に言われた、「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」。そこで、
　　悪魔はイエスを離れ去り、そして、御使たちがみもとにきて仕えた。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　4章1〜11節）


　イエス・キリストが人々の前に救い主として自らを現される前、神はイエス・キリストを試み取り扱われ

ました。イエスが人の弱さを持ってこの世を歩んでくださったのならば、人としての弱さによる悩みと苦し

みはどれほど深く、大きなものであったかと思います。だからこそ人々の前に出て福音を語られるに当

たってこの世の誘惑とサタンの試みに勝利しておかなければならなかったのです。そしてそれは、神を

認め、その神に、『神にのみ仕える』ことこそが土台であり、勝利の秘訣であったのです。ここでサタン

はあなたが求めるなら、好きなものを好きなときに手に入れられる事をささやきます。また天使が守って

いるからどんな事をしても大丈夫と励まします。また神に頼らなくても、自分に仕えるならこの世のすべ

てのものをあなたにあげると誘惑してきます。どれも魅力的で、そういう力を持って人を助け、神に仕え

られればと思いますが、神はわたしたちがどんなに弱くてもわたしたちがただ神のみに期待しより頼む

事を願っておられるのです。わたしたちが自分の欲やこの世の誘惑に勝利するのは難しい事ですが、

わたしたちが神を選ぶことによって、御使いがわたしたちを守ってくれるのであればとても心強いでは

ありませんか。わたしたちも神のみに仕える決断をしようではありませんか。