望みの確信を保つ者　（ヘブル人への手紙　3章1〜14節）

　2013年8月25日礼拝にて

　『だから、聖霊が言っているように、「きょう、あなたがたがみ声を聞いたなら、
　　荒野における試錬の日に、　神にそむいた時のように、あなたがたの心を、
　　かたくなにしてはいけない。」』
　　　　　　　　　　（ヘブル人への手紙　3章1〜14節）


　神は、神の選ばれた者たちを通して、知らず知らずの間に神を忘れて、神の御手を拒絶してしまう

ことの危険を、いろいろな出来事を通して教えてくださっています。わたしたちが神を信頼していると

思っていても、現実の課題や戦いに直面した時、神の約束に立つのではなく、この世の常識によって

判断し、身近な人々の言葉や、過去の例に倣って行動することは良くある事です。しかし神は、今も

働いておられる、生きた現実の神なのです。わたしたちが、どんなに過去の歴史を知っており、そこに

働かれた神の働きを知っていても、今も生きて働いておられる神が、わたしたちのうちにも同じように

働いて下さることを信じなければ、神のみ業を見ることは出来ません。神は、わたしたちのこの世の常

識を、はるかに超えて働かれる方です。だからこそ、聖書を通して神の常識を学び、わたしたちを愛し

て下さっている神が、十字架に命まで捨てて、救いと永遠の命の約束を与えて下さった事の意味を考

え、どんな困難や戦いの中に直面しても、確信を持って神の前に立つことができることを忘れてはなら

ないのです。主なる神は、いろいろな時、いろいろな方法でわたしたちに語りかけてくださっています。

御言葉と祈りによって心をやわらかくし、信仰によって神に従う者とさせていただきましょう。