平和を追い求めよ　（ローマ人への手紙　14章17節）

　2013年8月4日礼拝にて

　『神の国は飲食ではなく、義と、平和と、聖霊における喜びとである。』
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　平和はわたしたちの求める世界であり、平安はわたしたちの願う状態です。聖書を通して神は、

わたしたちが神を信頼する事によって平安を得る事が出来ると教えています。しかもこれを奪うこ

との出来るものはありません。けれどもこれは、すべての重荷と思い煩いを、神にまかせきっては

じめて得る事が出来るのであって、この世の知恵や、頑張りによって簡単に手にすることが出来

るようなものではありません。だからこそ、悩み苦しむのです。わたしたちは神により頼む前には、

周囲の人の幸せそうな生き方を見て、知性を求め、金を求め、地位を求めていきます。しかし、見

ているのは実際とは異なり、この世に生きている限り、どんな生き方をしていても不安と恐れは尽

きる事はありません。神はわたしたちを弱く創られ、限りある人生を、神を見上げながら生きる事

を求めておられます。わたしたちは、飲食によっては永遠の平安を得る事は出来ませんが、神が

わたしたちを愛して、十字架による救いと永遠の住いの約束を信じることができるとは何という恵

みでしょう。わたしたちが不完全であっても、神は平和の神であり、すべてのことを知り、支配して

おられる全能の神なのです。この神が共にいてくださるからこそ、わたしたちはどんな弱さの中に

あっても主にあって喜ぶことができるのです。今も世界中で争いは絶えませんが、人の知恵と努

力による平和ではなく、神の愛を土台とする平和が、わたしたち一人ひとりを通して全世界へと届

けられる事を信じて、祈り続けようではありませんか。