主を恐れること　（ルカによる福音書　4章20〜22節）

　2013年7月21日礼拝にて

　『わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。
　　それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。それは、これを得る者の命であり、
　　またその全身を健やかにするからである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（箴言　4章20〜22節）


　イエス・キリストを通して語られた主のメッセージはいろいろとありますが、御言葉を聞いてそれを

行う人になりなさいと言われたことは、信仰の根幹に関わる大切な部分であると思われます。わた

したちは、いろいろな知恵を学び、問題にあたっては解決の方法を求めますが、良い方法を知って

いるのと、それを実行するのとはちがいます。多くの場合に知っていることで満足してしまい、気が

付けばほうっておいた問題が深刻化してしまう事もあったりするのです。わたしたちは神が約束して

くださっている大いなる救いと、神の恵みを知っています。だからこそ、知っていることによって与え

られる恵みで満足してしまうのではなく、その恵みを自分のものとし、主の恵みの中を生きなければ

ならないのです。箴言においても、『わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。』と

主は語られました。わたしたちの信仰は聞く事によって始まりますが、やがてそれに生きる事によっ

て成長し、奪われることのない神の平安と、命を獲得するのです。主と共に喜びにあふれた生涯を

歩ませていただきましょう。