わたしは必ず共にいる　（出エジプト記　3章7〜12節）

　2014年3月30日礼拝にて

　『モーセは神に言った、「わたしは、いったい何者でしょう。わたしがパロのところへ行って、
　　イスラエルの人々をエジプトから導き出すのでしょうか」。神は言われた、「わたしは必ず
　　あなたと共にいる。これが、わたしのあなたをつかわしたしるしである。あなたが民をエジプト
　　から導き出したとき、あなたがたはこの山で神に仕えるであろう」。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（出エジプト記　3章7〜12節）


　わたしたちの人生において、時に神が語りかけておられると感じる事があります。その時わたしたちは

それを明確に感じるのですが、同時に自分の現実の姿を思い出し、無意識のうちに主の言葉を否定して

しまいます。おそらく、主に従いたいという思いはあっても、神の前に出る時に自分の本質がさらけ出され

てしまい、恥ずかしくなってしまうのかもしれません。モーセは40歳になるまで王宮で過ごしましたが、自分

の生い立ちと神による約束を信じて、一切の権利を捨ててしまいます。荒野での40年経て、80歳になった

モーセに神は語りかけられますが、モーセは悩み苦しみます。そもそも、神に従いたいという強い思いを

持っていたのですが、自分の弱さのゆえに道は閉ざされ、荒野へと逃げてきた経緯があったからです。

しかし神はそのモーセに、「わたしは必ずあなたと共にいる」とたたみかけるように語りかけ、弱さが問題

ではなく、神が共にいてくださることが勝利の秘訣である事を教えられました。わたしたちは今、どのよう

な所に立っているでしょう。たといわたしたちが弱く、課題だらけの中にいても、主なる神が共にいてくださ

るならわたしたちは神の働きをする事ができるのです。自分の弱さではなく神の真実な約束を信じましょう。