主と共に生きる　（テサロニケ人への第一の手紙　5章8〜11節）

　2014年3月23日礼拝にて

　『・・・神は、わたしたちを怒りにあわせるように定められたのではなく、わたしたちの
　　主イエス・キリストによって救を得るように定められたのである。キリストがわたしたちのために
　　死なれたのは、さめていても眠っていても、わたしたちが主と共に生きるためである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（テサロニケ人への第一の手紙　5章8〜11節）


　人は何故生きているのでしょう。わたしたちが生まれ、天の故郷に帰っていくまでには、成長し

老いていく過程があります。成長している時にはなぜと考えなくても、病に倒れたり、老いが始ま

ってくると、自分の生きている意味やその価値を考えるようになります。その時、変わる事のない

土台を持っている人はぶれることはありませんが、目に見えるものやこの世の価値観に心を奪わ

れていると流され、心が揺れ動いてしまいます。パウロは主との出会いによって、神の深い愛と一

人ひとりに対する恵みの計画を知り、それまで持っていた漠然とした不安から開放されました。何

ものによっても奪われることのない自由と喜びを得る事が出来たパウロは、確信を持って神がわた

したちを愛し、すべての人に対して救いを用意しておられる事を人々に伝えました。わたしたちはそ

れぞれが生きるのではなく、神が共に生きてくださる事を知ってはじめて、すべてのものから開放さ

れ、その事実がわたしたちを喜びに満たすのです。わたしたちも、主が共に生きてくださっている事

を信じ、喜びにあふれた人生を生きようではありませんか。