心を騒がせるな！　（ヨハネによる福音書　14章1〜3節）

　2014年4月6日礼拝にて

　『あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家
　　には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。
　　あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。そして、行って、場所の用意ができた
　　ならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。わたしのおる所にあなたがたも
　　おらせるためである。』
　　　　　（ヨハネによる福音書　14章1〜3節）


　主の十字架をおぼえつつ御言葉を味わっていると、多くの慰めと励ましの言葉に出会います。主は十字

架にかかられる前に、弟子たちに｢あなた方のために、場所を用意しに行く・・・｣と語られました。おそらく

主が十字架にかかり、よみがえられた後、さらに祈るように言い残して天に帰られたとき、この言葉を覚え

ていた人々はもちろん、後から伝え聞いた人々にも、主にあって用意されている永遠の住いが、身近なも

のとなったことは間違いありません。おそらくこの世の生活と、自分の持っているものを守るために、人の

目を恐れ、この世と妥協していたであろう人々にとっては、自分の用意する人生ではなく、神の用意して下

さる人生を生きる事が出来るようになったのはないでしょうか。それまでのはらはらどきどきの、心が騒ぐ

毎日から、天に用意された住いに望みを置く、日々の出来事に動かされない毎日へとかえられていきます。