あなたには、わたしがついている　（使徒行伝　18章5〜11節）

　2014年3月2日礼拝にて

　『・・・すると、ある夜、幻のうちに主がパウロに言われた、「恐れるな。語りつづけよ、黙って
　　いるな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなこと
　　はない。この町には、わたしの民が大ぜいいる」。パウロは一年六か月の間ここに腰をすえて、
　　神の言を彼らの間に教えつづけた。』
　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　18章5〜11節）


　　あなたにとっての人生の目的は何でしょう。生きるための活動があり、毎日の生活のための仕事が

あったとしても、自分に与えられている人生の目的と使命を見出す事は、なかなか難しいことです。おそ

らく毎日の生活に追われ、健康管理や、これから起こるであろう人生の危機のために、十分に備える余

裕もなく日を過ごしている方が大多数ではないでしょうか。神はわたしたちの人生に対して、大きなチャレ

ンジを与えてくださいます。それは、わたしたちが神と出会う事によって、心からの自由と喜びを経験でき

るようになることに関係しています。自分中心に生きていたわたしたちが、神と出会う事によって与えられ

る恵みに生きる事によって、その恵みを他の人にも与えたいと、願うようになるのです。パウロは復活の

主と出会い、自分の罪を赦すだけではなく、内に共に生きてくださる主を、心から喜び証しするように変え

られていきました。それは、神がパウロを、具体的に励まし導いてくださったからです。語り続けなければ

ならないのではなく、神を信頼して従っていたときに、必要な知恵や力をもって導いてくださったのです。

わたしたちも自分の弱い力を数えて意気消沈するのではなく、共に働いてくださる神によって奮い立たせ

ていただこうではありませんか。