救われるためになすべき事　（使徒行伝　16章25〜34節）

　2014年2月16日礼拝にて

　『真夜中ごろ、パウロとシラスとは、神に祈り、さんびを歌いつづけたが、囚人たちは耳を
　　すまして聞きいっていた。・・・・・それから、ふたりを外に連れ出して言った、「先生がた、
　　わたしは救われるために、何をすべきでしょうか」。 ふたりが言った、「主イエスを信じなさい。
　　そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。 それから、彼とその家族一同とに、
　　神の言を語って聞かせた。』
　　　　　　　　（使徒行伝　16章25〜34節）


　　二月に入って、思わぬ大雪が続いています。　神はわたしたちにこのような自然の猛威を通しても、

いろいろなことを教えてくださいます。パウロとシラスとが福音のためにむちで打たれ、投獄されました。

彼らは傷つきながらも神に祈り、賛美を歌い続けていました。他の囚人たちはパウロたちの歌声に耳を

澄まし聞き入っていましたが、その時地震が起こりドアがすべて開いてしまいます。投獄は辛く、耐え難

いものであるはずですが、彼らの内には神が共にあり、平安から来る賛美は、側にいる人々にその存

在を意識させました。だからこそ囚人たちは、誰一人として逃げ出そうとは思わなかったのです。しかし

神はこの出来事を獄吏たちの救いのために用いてくださいました。わたしたちにも、辛く、耐え難い出来

事が突然襲ってくる事があります。けれども神が共にいてくださることによって、わたしたちも平安を得る

事が出来、その平安によって神の存在を人々に告げ知らせることができるのです。わたしたちのなすべ

きことは、どんな状況の中にあっても神を信頼し、平安をいただく事ではないでしょうか。まだしばらく寒さ

は続きそうですが、共にいてくださる主によって立たせていただきましょう。