信仰の弱い者を受け入れなさい　（ローマ人への手紙　14章1〜8節）

　2014年1月26日礼拝にて

　『信仰の弱い者を受けいれなさい。ただ、意見を批評するためであってはならない。
　　・・・各自はそれぞれ心の中で、確信を持っておるべきである。・・・わたしたちは、
　　生きるのも主のために生き、死ぬのも主のために死ぬ。だから、生きるにしても
　　死ぬにしても、わたしたちは主のものなのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ローマ人への手紙　14章1〜8節）


　今年も早一ヶ月が過ぎようとしています。わたしたちの人生の中のこの一ヶ月は、どのようなもの

だったでしょう。この一ヶ月の繰り返しが一年であり一生であると考えると、一日の大切さを改めて

教えられます。パウロは、信仰の弱いものを受け入れなさいと教えていますが、パウロは信仰深く、

他の人々は不信仰であるといっているわけではありません。むしろ、信仰は一人ひとりの神との関

係ですから、互いの信仰と生き方を主にあって認め合いなさいと教えているのです。別の箇所を通

しては、偶像にささげた肉の問題を通しても、そのことを示唆してくれています。人は、どうしても、

最初に学んだことと自分にとっての良い考えを最善だと思ってしまいます。だからこそ神は、いろい

ろの立場の人の生涯を通して、変わることのないものはイエス・キリストの十字架の救いと、何もの

によっても奪われることのない神の平安だけであることを教えてくださるのです。あなたは自分から

見た、信仰の弱い人々を受け入れているでしょうか。あるいは自分と立場や理解が違う人々を、受

け入れる事ができるでしょうか。しかし、わたしたちはすでに受け入れられているのです。わたした

ちがまだ罪人であった時に、主は十字架によってわたしたちを赦し、わかっていても、その救いを

受け入れる事のできなかったわたしたちを、神の子とし て下さったのです。だからこそ主の思いを

自分の思いとして隣人を愛し、そのままの姿を受け入れようではありませんか。