善をもって悪に勝て　（ローマ人への手紙　12章9〜21節）

　2014年1月12日礼拝にて

　『あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福して、のろってはならない。喜ぶ者と共に喜び、
　　泣く者と共に泣きなさい。互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者
　　たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。だれに対しても悪をもって悪に
　　報いず、すべての人に対して善を図りなさい。あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過
　　ごしなさい。』
　　　　（ローマ人への手紙　12章9〜21節）


　わたしたちが、主なる神を信じて生きるとき、いろいろな困難に遭遇します。なぜなら、多くの人々が

目に見える現実だけを見ており、神を知っている人々ですら、神よりも目の前のものを優先してしまっ

ているからです。時に、摩擦が生じてくると妥協してしまい、結果として流されてしまいます。真面目な

人ほど、神に従っていないという思いに苦しむ事にもなります。大切なのは、摩擦が起こったり困難に

遭遇したとき、それを受け入れ、かえって神の前に人々をとりなし、神の御手が動かされることを祈り

求める事です。わたしたちの力は、わたしたちの知恵や経験にあるのではなく、神により頼む信仰に

あります。なまじっか、知恵や経験により頼もうとするから行き詰まり、その結果絶望しなければならな

いのです。この年、神が共にいてくださらなければ何もできない存在である事を認め、しかし主がその

弱さの中に完全に働いてくださる事を信じようではありませんか。どんな状況の中にあっても、すべて

の人に対して　主がわたしたちを受け入れてくださったように受け入れ、祝福の基としての歩みをさせ

ていただきましょう。