あなた方のなすべき礼拝　（ローマ人への手紙　12章1節）

　2014年1月5日礼拝にて

　『兄弟たちよ。そういうわけで、神のあわれみによってあなたがたに勧める。
　　あなたがたのからだを、神に喜ばれる、生きた、聖なる供え物としてささげなさい。
　　それが、あなたがたのなすべき霊的な礼拝である。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ローマ人への手紙　12章1節）


　わたしたちは主なる神の前に出るために、礼拝を守っていますが、礼拝は献身のしるしです。御言葉

の解き明かしを聞き、祈り、賛美することは大切な要素かもしれませんが、むしろすべてのことに勝って、

「主の前に出る」ということがその本質です。主の前に出てみ言葉を聞くから、そこに聖霊の助けにより

チャレンジを受ける事ができますし、主の前に祈るからこそ、重荷をゆだね切って平安を得る事が出来

るのです。また主の前に賛美するからこそ、感謝と喜びにあふれることができるのです。このように言う

のは、いつの間にか主の前に出ている事を忘れ、むしろ人の言動に心奪われ、主の恵みを見失ってし

まう事が多いからです。パウロは、その経験と主との交わりを通して、礼拝とは自分自身を神にささげる

ことであり、それによって神がわたしたちの弱さや罪の破れをつくろい、わたしたち一人ひとりを神にふさ

わしい存在として下さることを教えています。すなわち、自分自身を主にゆだねて主の者とされたわたし

たちが、この世のいたるところにある破れ口に立ち、主にある慰めと励ましの器として人々に仕えること

が出来るのです。わたしたちも、この年、主に新しく造られた者として、喜びを持って主に仕えて行こうで

はありませんか。