神には、できないことはありません　（ルカによる福音書　1章26〜38節）

　2012年12月16日礼拝にて

　『あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。不妊の女といわれていたのに、
　　はや六か月になっています。神には、なんでもできないことはありません。』
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　ザカリヤに現れた御使いの語ったとおり、エリサベツの体内に子どもが宿って六ヶ月が過ぎたとき、

今度はマリヤのところに御使いが現れ、救い主の誕生を予告します。ザカリヤとエリサベツに神がな

さった御業を伝え聞いていたマリヤは、信仰によって御使いの語ったことばを受け入れました。神様

はわたしたちに、「信じなさい！」と言われるだけでなく、信じることができるように『証し』を用意して

くださいます。すなわち神がわたしたちに求めておられるのは、神の用意してくださっている証しに耳

を傾け、神にはどんな事でもできると信じることです。マリヤが「おことば通り、この身になりますよう

に」と信仰の告白をしましたが、神を信じるとは、自分の思いや考えを超えて、「神のなさる事が最善

である」と受け入れることでもあります。もちろん、神がわたしたちを愛してくださっている事を信じきっ

ていなければ、目の前に現れるいろいろの問題や課題を受けとめることは出来ないでしょう。逆に神

を心から信頼するからこそ、どんな困難や戦いに直面しても、ぶれることなく立ち続けることができる

のです。この激動の次代のただ中にあって、わたしたちは何を土台として立てばいいのでしょう。神が

すべてのことを愛の御手によって導いておられるのであったとしたら、人を見て絶望するのはやめて、

人を思いのままに用いる事のできる神を信じる信仰に固く立とうではありませんか。