あなたの祈りが聞き入れられた　（ルカによる福音書　1章5〜16節）

　2012年12月9日礼拝にて

　『そこで御使が彼に言った、「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。
　　あなたの妻エリサベツは男の子を産むであろう。その子をヨハネと名づけなさい。』
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　イエス・キリストの誕生に際して、ザカリヤとエリサベツが大きな役割を果たしています。救い主の

誕生をイスラエルの人々は待ち望んでいましたが、待つことに多くの人々が疲れ、あきらめていまし

た。ザカリヤとエリサベツは神に忠実な人でありましたが子供がなく、祈りと信仰に篤い生活に励ん

でいました。ザカリヤが御使いを通して男の子が与えられるとの御つげをうけた時、大きな戸惑いが

ありました。なぜなら、それを強く願っていた時には与えられず、すでにエリサベツも年をとっていた

からです。しかし神は祈っているときには応えられず、わたしたちが忘れてしまった時に応えてくだ

さることがあります。もしわたしたちがこのような神の御心を知り、神が必ず祈りに答えてくださると

信じることができれば、どんな状況の中でも主にある平安と、のぞみを持つ事ができます。マリヤに

御使いがあらわれた時、ザカリヤとエリサベツにこどもが与えられた証しがあったからこそ、マリヤは

主の約束を信じることが出来たのです。ザカリヤとエリサベツの心からの願いは、ただ子供が与えら

れる事ではなく、神のみわざに共にあずかることでした。わたしたちの人生も、自分の思い通りでは

なかったとしても、神の大きな御手に握られ、その働きのために用いられるのであれば、とてもすば

らしい事ではないでしょうか。このような働きに耐えることができるように、主が身近なところに用意

してくださっている主の証しの一つ一つを心にとめ、ぶれないで歩ませていただこうではありませんか。