新しく造られた者　（コリント人への第一の手紙　5章17節）

　2012年11月4日礼拝にて

　『「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。
　　古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　5章17節）


　　今年もあと二ヶ月を残すだけとなりました。長い間、新しい会堂を願ってきましたが、今月の半ば

には完成し、12月には新しい場所での礼拝が始まろうとしています。今与えられているところでなさ

れた礼拝は何十年にも及び、いろいろな牧師が立てられ、その時々によって集まる人々も移り変わ

ってきましたが、講壇から語られる主のメッセージは、昔も今も変わる事はありません。主はわたし

たちに、この世に縛られる生涯ではなく、神に生かされているものとして、自由にのびのびと与えら

れた人生を生きる事を願っておられます。けれども、この世の力や知恵に頼っていては、自由に生き

ることはできません。だからこそ、わたしたちは、キリストを通して示された神の愛と、弱いわたしたち

の内に共に働いてくださる神の約束を信じて、信仰の一歩を踏み出していくのです。わたしたちが、

イエス・キリストを信頼して立ち上がる時、わたしたちは自分の経験や知識から来る自信ではなく、

神を信じる信仰によって与えられる確信と神の平安を経験することができます。この信仰によって、

自分の義を主張しながら生きる人生ではなく、神に創られ愛されていることを自覚し、キリストの十

字架の恵みによる罪の赦しと永遠の命の約束を信じる、自由と喜びに満ちた新しい生涯を生きること

ができるのです。