朽ちない冠を得るために (コリント人への第一の手紙 9章24〜27節)
2012年10月28日礼拝にて
『「福音のために、わたしはどんな事でもする。わたしも共に福音にあずかるためである。」』
(コリント人への第一の手紙 9章24〜27節)
わたしたちが限りある人生を生きるには、つながることが必要です。なぜなら、どんなに頑張って
生きても、やがて全てを手放してこの世を去らなければならないからです。だからこそ、わたしたちが
いろいろな人との関わりによって受けたものを、また誰かに伝えることはとても大切なことです。それ
によって人生において受ける喜びと、良いものを分かち与えるというさらに大きな喜びを得ることがで
きるのです。わたしたちにとって、イエス・キリストによって伝えられた福音は、罪を赦された安心だけ
でなく、主と共に永遠に生きる事ができる喜びをもたらします。しかしこの喜びは、まだ神に愛されてい
ることを知らず、勝手気ままに生きているように見えて、滅びにまっしぐらに進んでしまっている人々の
ことがわかるようになると、何とか神の愛と、イエス・キリストの十字架によって与えられている救いを
届けたいという願いにかわります。わたしたちが神の救いに与っているのは、わたしたちがこの世にお
いて自由になるためであり、受けた福音を人々に伝えてその救いを心から共に喜ぶためなのです。
この失われる事のない大きな喜びに溢れるため、熱心にそれを求めようではありませんか。あなたは
喜びにあふれているでしょうか。もしそうでないならば与えられた救いの恵みを感謝し、それを喜びを
もって伝えようではありませんか。