のがれの道　（コリント人への第一の手紙　10章13節）

　2012年10月21日礼拝にて

　『「あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。
　　あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、
　　それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。」』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　10章13節）


　わたしたちの生きている世界には悩みがあります。特に人間関係から生ずる問題は、考えれば

考えるほど複雑で、悩んでも解決する事はできません。むしろどんな場合にも、しっかりと決断す

ることが求められます。神はわたしたちを愛し導いてくださっていますが、その中でわたしたちが

神を認め、神に忠実な生き方をすることを願っておられます。神は、わたしたちの日々の生活の

決断の中に働いてくださり、わたしたちが主に従っているときに平安を与え、わたしたちが正しい

歩みをすることができるように導いてくださるのです。すなわち、わたしたちが神に従っているの

なら、大きな困難や問題が生じてきても大丈夫です。なぜならそこに、神の恵みの計画があるか

らです。また、どんな思いがけない悲しみや、苦しみに遭遇しても大丈夫です。必要な知恵や力が

神によって与えられるからです。もちろん、神の御心をすべて知ることは出来ませんが、どの決断

の時にも、神が共にいてくださる事を信じる事はできるはずです。すなわち、神を信頼して決断し、

もし御心で無いと分かったら引き返し、道が開かれる（許される）のであれば信仰を持って前進す

ることが大切です。わたしたちが良い方法や正しい道を選ぶのではなく、共にいてくださる神が、

わたしたちを御心のままに導いてくださる事を、信じて信仰の歩みをしようではありませんか。