父の御心を行う者 (マタイによる福音書 21章28〜32節)
2012年10月14日礼拝にて
『ある人にふたりの子があったが、兄のところに行って言った、『子よ、きょう、ぶどう園へ行って
働いてくれ』。すると彼は『おとうさん、参ります』と答えたが、行かなかった。また弟のところにきて
同じように言った。彼は『いやです』と答えたが、あとから心を変えて、出かけた。このふたりのうち、
どちらが父の望みどおりにしたのか」。彼らは言った、「あとの者です」。イエスは言われた、
「よく聞きなさい。取税人や遊女は、あなたがたより先に神の国にはいる。』
(マタイによる福音書 21章28〜32節)
わたしたちは、神の喜ばれる生き方をしているでしょうか。もちろん、素直で、熱心で、人のために
自分を犠牲にする生き方をしていれば、人は立派なクリスチャンと見るかもしれません。けれども神
様が求めておられるのは、人の前の正しい生き方ではなく、神の前の真実な生き方です。神はわた
したちの心を見られ、わたしたちの素直な心を喜んでくださいます。神を本当に信頼する人は、本当
の自分と対峙し、主の恵みによって平安を得る事ができます。メッセージを通し、信じます! 従いま
す! と応答する事は簡単ですが、信じ従うかどうかは別です。わたしたちはこの世の基準で、いつ
の間にか神の思いではなく、人にどう思われるかを気にするようになってしまいやすいのです。弟は、
ぶどう園に行ってくれと言われたとき、自分の心に素直に断りました。けれども、彼の心に神が語られ
た時、心を変えて従いました。自分の心に向き合い、忠実に生きることは簡単な事ではないと思いま
す。しかし、神はわたしたちの思いを知り、わたしたちを励まし、共に歩んでくださいます。いつも主を
仰ぎのぞみ、主とともに生きようではありませんか。