真理のうちに歩く　（ヨハネの第二の手紙　4～6節）

　2012年8月12日礼拝にて

　『あなたの子供たちのうちで、わたしたちが父から受けた戒めどおりに、真理のうちを歩いている者が
　　あるのを見て、わたしは非常に喜んでいる。・・・わたしたちは、みんな互に愛し合おうではないか。
　　父の戒めどおりに歩くことが、すなわち、愛であり、あなたがたが初めから聞いてきたとおりに愛の
　　うちを歩くことが、すなわち、戒めなのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネの第二の手紙４～６節）


　肉体の疲れは、心の疲れにつながります。そして、心が疲れてくると、わたしたちは主を見上げる事を

忘れ、現実の弱さに振り回され、日常の雑事に追われることが多くなります。けれども、わたしたちに与

えられている信仰は、わたしたちが弱い時にこそ、真価を発揮し、神がどんなに大きな愛を持ってわた

したちを愛してくださっているかを、教えてくれるのです。神はわたしたちに難しい事、できない事を求め

ておられるのではなく、誰でも平安を得る事のできる救い（恵み）を用意してくださっています。実際、賢

い人や、熱心な人の中には、こんな簡単に神の救いや恵みが与えられるはずが無いと思い込み、自ら

迷いの森に踏み出してしまう人が多いのです。ヨハネは、多くの人が救いの恵みに預かる姿を目撃しま

したが、同じように、この世の戦いに負け信仰から離れていく人々の姿をも見たのです。教会が建て上

げられていくなかで、いろいろなルールが信仰者の自由を奪ってきました。しかしどのような時代であっ

たとしても、キリストの愛に生きる事こそわたしたちに与えられた、守るべきたった一つの戒めなのです。

そしてこの戒めを通り過ぎてはいけないのです。どんな時にもキリストに留まり続ける者になりましょう。