悩みの時の避けどころ　（詩篇　37篇　39〜40節）

　2012年6月24日礼拝にて

　『正しい人の救は主から出る。主は彼らの悩みの時の避け所である。主は彼らを助け、
　　彼らを解き放ち、彼らを悪しき者どもから解き放って救われる。彼らは主に寄り頼むからである。』
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　ダビデはこの詩を通して、悪しき者と正しい者との対比を記している。わたしたちがこの世の標準で、

事の善悪を仕分けたとしても、神の前のわたしたちが正しいかどうかは別である。この世にはいろいろ

な価値基準が混在し、わたしたちが変わらない常識であると信じていても、場所が変わったり時代が変

わったりすると、それまで正しいと信じてことが間違いであったといわれたりするからである。あなたは

自分の人生を、確信を持って歩んでいるだろうか。あなたが、何をしていても平安につつまれるために

は、良いといわれる行いや、正しいといわれる生き方をするのではなく、造り主である神に土台を置き、

どんな時にも変わることのない、神の標準に従って生きることである。たといわたしたちが、この世のい

ろいろな問題で悩まなければならなかったとしても、神は神の正義を持ってわたしたちを救い、悪しき

者の手から救ってくださるのである。だから、この世の人の言動を恐れるのではなく、永遠の命の約束

を持って、十字架による救い与えてくださったキリストの愛に生きようではないか。