乏しいことのない人生　（詩篇　23篇　1〜6節）

　2012年6月10日礼拝にて

　『主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（詩篇　23篇　1〜6節）


　ペンテコステの礼拝より「ただ聖霊があなたがたにくだる時、・・・わたしの証人となる。」との

み言葉が与えられ、続く週には「誰でもキリストにあるならば・・・新しく造られた者」であるとの

励ましのメッセージが与えられました。今日はダビデの歌を通し、「主がわたしの牧者だから・・・

乏しいことはない。」ことを学びます。ダビデは神に選ばれ、やがてイスラエルの王となりました。

彼は、選ばれ油注がれた後、神に対する信仰を試され続け、時には命の危険にさらされることも

ありました。しかし、どんなときにも主なる神に対する信仰は揺るぎませんでした。そんなダビデ

でも、平和な時に油断して失敗をしてしまいます。こうした姿は、わたしたちに対する警告である

と同時に、大きな慰めでもあります。このダビデは、羊飼いとしての生活を振り返りながら、神の

ものとされた自分が、主によって完全に守られ導かれていることが、どんなに大きな安心であり

恵みであるか、喜びを持って告白しています。さらに彼はこの世だけではなく、この世を去った

後も、主によって憩うことが出来ることを確信し、感謝をささげています。わたしたちはどうでしょ

う。いろいろな困難はあるとしても、主によって「乏しいことはない!」と告白しているでしょうか。

主がわたしたちを選び、導いてくださっているのですから、どんな試みがやってきたとしても、神

を信じる信仰によって堅く立たせていただこうではありませんか。