新しい人生　（コリント人への第二の手紙　5章　14〜19節）

　2012年6月3日礼拝にて

　『だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。
　　古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第二の手紙　5章　14〜19節）


　わたしたちの毎日は、神によって用意された恵みで満ちています。けれども、この世での自分の

楽しみを求めて生活していると、次第に不安や恐れを感じるようになります。なぜなら、神はわたし

たちをこの世において永遠に生きるように導かれたのではなく、肉体を脱ぎ捨てて、やがて神の

御許に帰るように定めておられるからです。そこで神様は、わたしたち一人ひとりに、帰るべき天

のふるさとを覚えつつ、この世を生きることを、イエス・キリストを通して教えてくださいました。わた

したちが、静まって神の前に出る時、その恵みがいかに大きなものであるかを、知ることができま

す。同時に、イエス・キリストの十字架は、わたしたちが神に愛されていることや、罪が赦されてい

ることを示し、さらに、永遠の命の希望がわたしたちのうちに強く迫っていることを教えてくれます。

ですからわたしたちは、この世に生きる古い自分ではなく、キリストによって、新しく造られたもの

として、また、神に希望を置くものとして、神の平安と祝福に溢れた毎日を選び取っていこうではあ

りませんか。