主の証人となるために (使徒行伝 1章 6〜8節)
2012年5月27日礼拝にて
『「ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、
ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう」。』
(使徒行伝 1章 6〜8節)
今日は聖霊降臨日(ペンテコステ)の礼拝です。イエス・キリストは、確かに十字架に死んで葬られ
ましたが、死からよみがえて生きていることを、いろいろの確かなしるしによってしめされました。そして、
約束の賜物を待ち望むように人々に命じて、みんなの見ている前で天に帰っていかれました。弟子たち
がみんなで集まって祈っていたとき、聖霊が一人ひとりの上に降ったとき、彼らは聖霊の導かれるまま
に、大胆にイエスキリストの十字架を証しはじめました。これが教会の誕生日とも言われる「ペンテコス
テ」の出来事です。弟子たちは主と共にいた時には、によって安心を得ていましたが、十字架のイエス・
キリスト、さらには自分たちの情けなさに絶望していました。けれども、聖霊を受けたとき弟子たちは、自
分経験や力によるのではない、神の力に満たされて、大胆にしかも自由と喜びを持って立ち上がること
が出来たのです。今も、同じ主がわたしたちの内に働いてくださり、生きて働かれるキリストの証人とし
て、用いてくださっていること信じ、神の力による信仰の一歩を踏み出させていただきましょう。