わたしがあなたと共にいて、あなたを救う　（エレミヤ書　1章　1〜19節）

　2012年5月6日礼拝にて

　『「しかし主はわたしに言われた、『あなたはただ若者にすぎないと言ってはならない。だれにでも、
　　すべてわたしがつかわす人へ行き、あなたに命じることをみな語らなければならない。彼らを恐れて
　　はならない、わたしがあなたと共にいて、あなたを救うからである』と主は仰せられる。」。』
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　神は人々に対して、いろいろな方法でメッセージを届けておられます。しかし、わたしたちがそのメッ

セージを正しく受け取っているかどうかは、わかりません。おそらくは、自分の知識と経験によって理解

できる範囲で受け止め、神のメッセージとしてではなく、自分の理解できるメッセージとして受け止めて

しまっていることが多いのではないでしょうか。エレミヤが神のメッセージを取り次ぐ器とされるまでには、

いろいろな戦いがあったと思います。けれどもその戦いがあったからこそ、どんなに厳しいメッセージで

あっても、主の語られたままを妥協せずに伝える者とされたのではないでしょうか。メッセージは、わたし

たちの思いを伝えるものではなく、神の御心を正しく伝えるべきものなのです。だからわたしたちが神を

知り、そして自分を知ることによって自分が不確かな存在であることを自覚し、そのことによって神を見

上げて生きるものへと変えられていくことができるとは、なんと幸いなことでしょう。神は、わたしたち一

人ひとりと共に歩んでくださり、しかも励ましてくださるのです。