大胆に神に近づく　（エペソ人への手紙　3章　1〜13節）

　2012年4月29日礼拝にて

　『「だから、あなたがたのためにわたしが受けている患難を見て、落胆しないでいてもらいたい。
　　わたしの患難は、あなたがたの光栄なのである。」。』
　　　　　　　　　　　　　　　（エペソ人への手紙　3章　1〜13節）


気が付けば花の咲き乱れる季節となりました。わたしたち神を信じる者は、他の人々からどのように

見られているのでしょう。わたしたちが神を信じて信仰の歩みを始めるとき、そのことを理解していな

い人々には、時には無謀で、危なっかしく見えることもあるかもしれません。パウロも復活のキリスト

と出会い、生きる目的を確信した後、キリストを見上げてまっしぐらに歩みましたが、それゆえにいろ

いろな困難や迫害にさらされていきました。ある人々はそれを心配し、あるいは自分と置き換えて不

安を感じる者もいたことでしょう。しかしパウロは人々からどのように見えようとも、キリストにつながり、

導かれている自分自身は、その信仰の確信によって大胆に神に近づくことが出来ると信じて行動し、

それを実証していきました。もちろん、この世を研究し、危なげの無い生き方をすることもできます。

しかし、共にいてくださる神を認め、イエス・キリストを通して与えられた自由と喜びに満ちた人生は、

パウロにとって、それまではの努力では決して知ることの出来なかった大きな恵みだったのです。

わたしたちも自分の生涯も含めて、見える事象の後ろに、見えざる神の変わる事のない御手がある

ことを信じて歩もうではありませんか。