主と共に生きる　（ローマ人への手紙　6章6〜14節）

　2013年3月17日礼拝にて

　『また、あなたがたの肢体を不義の武器として罪にささげてはならない。
　　むしろ、死人の中から生かされた者として、自分自身を神にささげ、自分の
　　肢体を義の武器として神にささげるがよい。
　　なぜなら、あなたがたは律法の下にあるのではなく、恵みの下にあるので、
　　罪に支配されることはないからである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ローマ人への手紙　6章6〜14節）


　わたしたちが神に愛されている事を知り、またキリストにあって十字架の救いに預かっている自覚

のゆえに、キリスト者として、神の前に懸命に努力する姿勢は自然な行為なのかもしれません。しか

しその努力は、わたしたちに平安をもたらすとは限りません、むしろその熱意に反して、行き詰まりや、

空しさを感じるようになることがあります。それは、わたしたちが自分の力でどれだけ努力しても、神の

心を理解し受け止める事はできないからです。けれども、わたしたちがキリストにあって神のものとさ

れている事を認める時、行いによらずキリストを信じる信仰によって、神の平安を得ることが出来るよ

うになります。ですから、わたしたちは、キリストの十字架によって神のものとされている事を認め、主

がわたしたちの内にあって、共に生きて働いてくださる事を信じて歩ませていただこうではありません

か。わたしたちが主の者とされることこそ勝利の秘訣であり、ただ神を信じ従う信仰のゆえに、自由と

喜びの生涯を生きるものとさせていただきましょう。