神はわれらの避けどころ また力である (詩篇 46章1節)

 2013年3月10日礼拝にて
 『神はわれらの避け所また力である。悩める時のいと近き助けである。
                                      (詩篇 46章1節


 あの震災から2年が過ぎようとしています。突然の揺れに襲われ、先の見えない不安の中を歩

まれた方も、いつの間にかそれが日常となり、気が付けば、時だけが過ぎてしまっているように

感じておられるかもしれません。思えば、歴史は困難と闘いの繰り返しです。平和な時代に生き

ているように見えても、悪天候などの災害、あるいは病気や思いがけない事故によって、平和な

日常が崩れ去るのは世の常です。聖書はわたしたちに、人の弱さと愚かさを教えていますが、

同時に、神がそんなわたしたちを知っていてくださり、愛を持って支え、導いてくださっている事も

教えています。わたしたちは、いろいろな思いがけない出来事にさらされながら生きる時、分かっ

ているつもりでも、あわて、戸惑い、混乱してしまいます。けれどわたしたちが自分の帰るべき天

のふるさとを知っており、命の神に愛され、罪の赦しがイエス・キリストの十字架によってすでに与

えられている事を信じているなら、どんなに混乱したとしても、絶望することは決してありません。

また、このキリストの恵みをまだ教えられていなかった人々には、神は日常のいろいろな出来事

を通して、神こそ避けどころであり、力であることを教えられました。あなたは人生の土台をどこに

おいているでしょうか。順境の時であっても逆境の時であっても、神があなたのすぐそばにいてく

ださることこそ、人生の勝利の秘訣であることを忘れず、主と共に歩ませていただこうではありま

せんか。



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