勝ち得て余りある生涯　（ローマ人への手紙　8章31〜39節）

　2013年2月24日礼拝にて

　『もし、神がわたしたちの味方であるなら、だれがわたしたちに敵し得ようか。
　　ご自身の御子をさえ惜しまないで、わたしたちすべての者のために死に渡されたかたが、
　　どうして、御子のみならず万物をも賜わらないことがあろうか。・・・・・・キリスト・イエスは、
　　死んで、否、よみがえって、神の右に座し、また、わたしたちのためにとりなして下さるのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ローマ人への手紙　8章31〜39節）


　わたしたちは、分かっているつもりでも、「自分がイエス・キリストによる救いをどんなに必要と

しているか」を知らないでいることがあります。しかし、自分が神の前に罪人である事を知った時、

イエス・キリストを通して与えられた、神の恵みによる救いが、どんなに大きなものであったかを

はじめて知ることができるのです。ただ、イエス・キリストの十字架によって与えられた救いは、

わたしたちの、それまでの罪を赦すだけではなく、生涯にわたるすべての罪に解決を与えます。

だからこそ、赦されただけで満足して、同じ生き方に戻るのではなく、神と共に生きることによって

赦され活かされ続ける生き方を選ばなければならないのです。この世はわたしたちを揺さぶり、

わたしたちの弱さや罪を責めてきます。しかし独り子を十字架につけ、わたしたちを生きるように

して下さった方が味方であるなら、わたしたちは何を恐れる事があるでしょうか。イエス・キリスト

は十字架にかかって死んでくださっただけでなく、今もわたしたちのために、とりなし続けてくだ

さっているのです。だからわたしたちがこの世にあってキリストとともに生きるならば、何ものに

よっても動かされる事のない、勝ち得て余りある生涯を生きる事ができるのです。