祈り求めることは、すでにかなえられた信じなさい　（マルコによる福音書　11章24〜25節）

　2013年2月3日礼拝にて

　『「そこで、あなたがたに言うが、なんでも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。
　　そうすれば、そのとおりになるであろう。また立って祈るとき、だれかに対して、何か恨み事が
　　あるならば、ゆるしてやりなさい。そうすれば、天にいますあなたがたの父も、
　　あなたがたのあやまちを、ゆるしてくださるであろう。」』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第二の手紙　13章11〜13節）


　わたしたちがイエスキリストの救いに与ってあたえられている恵みの力は、信仰の祈りです。これは、

知識や技術というものではなく、神を信頼する信仰を土台としています。すなわち、わたしたちの祈りを

神は聞いてくださることを信じ、すべてのことを最善に導いてくださる神にすべてを委ねきっていくことに

よって、神の前の平安と喜びが与えられます。わたしたちの願いを神によって実現するのではなく、わた

したちを愛してくださっている神の御心を、祈りと信仰によって受け止め、それによって神の愛の御業に

共に与っていくのです。神はわたしたちの良い行いや熱心な奉仕を願っておられるのではなく、神を信

頼し、どんな状況の中でも神を信じてより頼む信仰を喜んでくださるのです。イエス・キリストは、神に祈っ

たならばその通りなると信じなさい、と教えられました。さらに、祈り求めたことが必ずなると信じるならば、

自分も人を赦し、神の前に自分を明け渡し、すべてを委ねるべき事がわかるのです。目の前の課題を思

うとき、恐れを感じる事もあるかもしれません。しかし、その不安や恐れに勝利して、すべてを委ねきると

ころに信仰の祈りがためされ、訓練されていくのです。わたしたちも信仰の祈りを持って、神に近づかせて

いただきましょう。