あなたの造り主を覚えよ　（伝道の書　12章1節）

　2013年1月13日礼拝にて

　『あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、
　　「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（伝道の書　12章1節）


　あなたにとって、生きるとはどういうことでしょう。今生きているわたしたちは、この世に生まれたと

同時に、やがてこの世を去る存在でもあります。わたしたちが人生にいろいろな計画を持つ事は出

来ますが、自分が限られた期間だけこの世を生きる事を、忘れてはなりません。神は聖書を通して、

わたしたちがどんなに素晴らしい計画を立て、それを実現したとしても、すべてを置いてこの世を去

るべきことを示し、自分だけの人生を生きる空しさを教えています。すなわち、わたしたちが神に愛さ

れ、生かされていることを知り、わたしたちを神の恵みの計画の中で用いてくださっていることを信じ

ることが、喜びに溢れた生涯の土台となるのです。わたしたちは、過去のいろいろな経験を通して学

びながら将来の夢を持ちますが、「今」を生きるのがわたしたちの人生です。もちろん頭では分かっ

ていても、今、目の前にある現実の問題や課題を乗り越えるために、つい逃げたり、妥協したりして

しまうのです。「あなたの造り主を覚えよ!」と語られる主は、わたしたちが独りで生きているのではな

く、造り主である神がわたしたちと共に歩んでくださっている事を教えています。自分を見て、自分の

弱さに気がついたならば、今度は神を見て、神の平安うちを歩ませていただこうではありませんか。。