主に選ばれた者　（イザヤ書　43章10節）

　2013年1月6日礼拝にて

　『主は言われる、「あなたがたはわが証人、わたしが選んだわがしもべである。
　　それゆえ、あなたがたは知って、わたしを信じ、わたしが主であることを悟ることができる。
　　わたしより前に造られた神はなく、わたしより後にもない。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イザヤ書　43章10節）


　いよいよ新しい年が動き出しました。わたしたちは聖書を通して神のいろいろなメッセージを受け取り

ますが、旧約の時代も新約の時代も、神のわたしたちに対するメッセージは変わりません。わたしたち

を愛し共に歩んでくださる主は、わたしたちが神に愛されている存在である事を教えてくださると同時に、

わたしたちが神に造られ選ばれた存在である事を繰り返し教えてくださいます。それは、わたしたちが

神を忘れて高ぶったり、絶望したりする事がないための励ましです。わたしたちがどんなに良い計画を

持ち、人のために大きな犠牲を払っていたとしても、わたしたちが神によって生かされている事を忘れ

てしまっているならば、心に一時の満足を得る事はできても、やがて空しさや不安、そうでなければ、

怒りがわいてくることになります。なぜなら、わたしたちは自分だけでは不完全で弱い存在であって、

ただ主にあって意味のある、かけがえのない存在となる事ができるからです。だからこそ、わたしたち

は、神に愛されている事を知っている者として、しっかりと立たせていただきましょう。ただ神を知ってい

るというだけで、わたしたちは家庭や学校や職場など、遣わされたところで主にあって特別の存在とな

ることができるのですから。