すべての人に与えられる大きな喜び　（ルカによる福音書　2章　1〜14節）

　2011年12月18日礼拝にて

　『恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、
　　あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。・・・・・すると
　　たちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、　
　　『いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように』。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　2章　10〜14節）


　救い主イエス・キリストの誕生がいち早く知らされたのは、野外で羊の番をしていた羊飼いたちでした。

彼らは町に住んでいる人々とは違い、安息日に礼拝するのは難しく、模範的な信仰を持っているとは言

いがたい存在でした。ところが神は、この羊飼いたちのところに御使いを遣わし、真っ先に喜びの訪れを

告げてくださったのです。御使いを通して与えられたニュースは衝撃的でした。突然の光は羊飼いたちの

すべてを照らし出し、『あなた方のために、救い主がお生まれになった。』とストレートにニュースが語られ

ました。このような場面をどれほど多くの人々が待ち望んでいたでしょう。羊飼いたちは、御使いたちが去

った後、救い主をたずね出して礼拝するために、直ちにたちあがりました。わたしたちの讃美は小さいもの

かもしれません。けれども神のみわざがあらわされるとき、御使いだけでなく、天の軍勢も共に讃美をささ

げ共にその喜びを証ししてくださるのです。だからこそ、今年のクリスマスにおいても、神の大きな救いと

慰めのわざがおこなわれる事を信じて、心から主なる神をほめ讃えようではありませんか。