星に導かれて　（マタイによる福音書　2章　7〜12節）

　2011年12月11日礼拝にて

　『彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、
　　幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　2章　9〜10節）


　救い主イエス・キリストの誕生において、神は、救い主の誕生の預言と共に、はっきりとしたしるしと

聖霊による確信を用意してくださいました。いろいろな不思議なわざは、人々の心に神の変わる事の

ない約束と、生きて働かれる神の存在を証ししています。それは、時や場所を越えて働かれる神にふ

さわしい方法でした。しかも、ヨセフとマリヤ、ザカリヤとエリサベツ、羊飼いや東方の博士たちを通して、

確かな証しと共に誕生してくださった主は、30年にわたる備えと訓練を経て、十字架による救いの道を

歩んでくださったのです。イエス・キリストの誕生のニュースは遠くの人々によってもたらされましたが、

それはヘロデの支配下にあった人々にとって、心配な出来事でもありました。ここで神は、星や御使い、

夢や幻を用いて、主の誕生を喜び礼拝するために人々を救い主のところに導いてくださいました。博士

たちはもちろん、生ける神を信じていたわけですが、確かな導き手であった星を見て非常な喜びに溢れ

ています。わたしたちも、どんな困難の中にあっても、主の確かな導きを確信することによって、神によ

る喜びと平安を得ることができます。だからこそ神の約束を心にとどめ、いつも共に歩んでくださる神を

感謝しつつ、信仰をもって主に従っていこうではありませんか。