主があなたと共におられます　（ルカによる福音書　1章　26〜38節）

　2011年12月4日礼拝にて

　『御使がマリヤのところにきて言った、『恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます』。
　　 この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらして
　　いた。すると御使が言った、『恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。
　　見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。・・・』』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　1章　28〜31節）


　　今年も残すところわずかとなりましたが、この年を締めくくる心の備えは出来ているでしょうか。この

世にあっては悩みが絶える事はありませんし、思いがけない困難は、わたしたちのすぐそばに常に潜

んでいます。けれども、ザカリヤに『あなたの祈りが聞き入れられた』と語りかけられた主は、マリヤに

も『恵まれた女よおめでとう』と御使いを通して語ってくださいました。この語りかけを通して、主がわた

したちを知っていてくださること、そして、いつも共にいてくださることを知ることが出来できます。マリヤ

はエリサベツを通して行われた神のみわざを心にとめて『・・・お言葉どおりこの身に成りますように。』

と主のチャレンジを信仰によって受け止めました。わたしたちも、主がいつも共にいてくださることを覚え、

信仰による一歩を踏み出そうではありませんか。今年は震災を通していろいろなものを失い、寂しさと

絶望を感じている方々が、今まで以上にたくさんおられます。わたしたちに出来ることは限られている

かもしれません。しかし、わたしたちの神は生きておられ、愛する一人ひとりのうちに恵みの御業をおこ

なうことができます。何が出来なくても、共にいてくださる主に期待し、信仰の祈りをささげるものになら

せていただきましょう。