真実な神　（コリント人への第一の手紙　10章　13節）

　2011年4月17日礼拝にて

　『あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを
　　耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられる
　　ように、のがれる道も備えて下さるのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　10章　13節）


　神はわたしたちを愛しておられます。すなわち、わたしたちは弱く、不完全な存在ですが、神と共に歩む

ことによって、神の恵みの業にあずかる存在として下さったのです。イエス・キリストは神であったのに、

人となってくださり、罪を犯されなかったのに、罪の罰である十字架の苦しみと、絶望の死を味わってくだ

さいました。それはわたしたちが罪を赦されて生き、しかも、永遠の命の望みを持って生きるためです。

イエス・キリストが、のろいの十字架にかかるための道を歩んでくださったのは、わたしたちを生かすため

なのです。ですからわたしたちは、どんな試練に遭遇したとしても、キリストの十字架のゆえに望みを持つ

ことが出来ます。神は今も生きておられ、試練を通してわたしたちに、豊かな祝福を与えて下さるからです。

イエス・キリストは十字架に死なれたのではなく、死んでよみがえり、今も弱いわたしたちのためにとりな

し続けてくださっているのです。震災によって、人々はいろいろなものを失いました。しかし、真実な神はわ

たしたちに、望みを持って耐える力と、決して失われることのない十字架による救いの約束を与え続けて

くださっているのです。