すべての人への喜び (ルカによる福音書 2章 8〜20節)
2010年12月19日礼拝にて
『恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ
主なるキリストである。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に
寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである。』
(ルカによる福音書 2章 11〜12節)
主イエス・キリストの誕生とその恵みを心より感謝します。救い主の到来は多くの人々に
とって切なる願いでしたが、救い主がいつどのように来られるかは分かりませんでした。ただ
神は預言者を通して人々に、救いの約束を与えてくださっていたのです。救い主イエス・キリ
ストが誕生した時、神はいろいろな人にその事実を伝えられました。ある者は喜び、ある者は
不安を感じ、とまどいつつもそれぞれがそのおとずれを受けとめました。その中に外で野宿し
ながら羊の番をしていた羊飼いたちがいました。彼らは安息日を守ることも難しく、信仰深い
とは思われていませんでした。しかし神はそんな彼らに救い主の誕生を知らせ、かれらは立
ち上がり救い主を見つけ出して礼拝したのです。神はわたしたちがどんな存在であっても、
わたしたちを愛し救い主のもとへと導いてくださるのです。このニュースに対してどんな思い
を持った者も、やがてイエス・キリストの十字架の事実を知り受け入れた時、神の深い愛と
その思いによって大きな喜びと、神に愛されている者の自由、そして希望にあふれることが
できたのです。わたしたちも同じ恵みによる喜びを与えられているのです。