信じて待つ信仰　（ルカによる福音書　1章　39〜45節）

　2010年12月12日礼拝にて

　『あなたは女の中で祝福されたかた、あなたの胎の実も祝福されています。
　　主の母上がわたしのところにきてくださるとは、なんという光栄でしょう。ごらんなさい。
　　あなたのあいさつの声がわたしの耳にはいったとき、子供が胎内で喜びおどりました。
　　主のお語りになったことが必ず成就すると信じた女は、なんとさいわいなことでしょう。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　1章　42〜45節）



　　イエス・キリストを通して神がわたしたちに与えて下さった恵みは「希望」です。わたしたちが

神を信じることによって与えられるこの希望は、決して失望に終わることはありません。だから

約束を待ち望むことによって忍耐を得ることができます。そして、どんな状況の中にあっても神

を信じることができるようになると、それによって平安と喜び、さらに神が働かれることを喜びを

持って期待できるようになるのです。マリヤは神を信じていました。だから自分にとって理解し

がたいことを示された時、自分には分からないということ認め、神の用意された証しを、信仰に

よって受け入れることが出来たのです。すなわち、マリヤは目の前の課題ではなく、そこに働

かれる神を信じてゆだねることが出来たのです。わたしたちに求められているのは、神を信じ、

神にゆだねきる信仰です。先に御使いによって導かれて子供を宿していたエリサベツは、マリ

ヤが確かに聖霊によって身ごもっていることを示され、主をほめたたえました。わたしたちの歩

みの中にも、わたしたちには理解しがたい神からのチャレンジがあるでしょう。しかし、神はわ

たしたちが信仰を持って立ち上がるとき証しを与えてくださり、さらに従うことができるようにし

てくださるのです。