神の導き　（マタイによる福音書　2章　1〜12節）

　2010年12月05日礼拝にて

　『彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、
　　彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。
　　彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　2章　9〜10節）



　　イエス・キリストの誕生のエピソードの中に、星に導かれてやってくる東方の博士の物語があり

ます。彼らは星を見て救い主の誕生を知ったのではなく、神が星を通して彼らに救い主の誕生を教

えられたのです。わたしたちは聖書を学び、どのようにしたら大切な発見をしたり、成功できるかを

考えます。けれども神はわたしたちの知識や努力によって道を開かれるのではなく、神を信頼する

ことによって、神がわたしたちに近づいて、行くべき道を教えてくださるのです。博士たちはヘロデ

のところへ導かれ、そこからイエス・キリストのところへ導かれました。何故でしょうか。ヘロデや民

衆は不安に陥り、ヘロデは多くの幼子を殺しました。そこには博士たちが語ったニュースによって、

悲しみや絶望につつまれた多くの人々がいたのです。わたしたちには深い神の計画をすべて知る

事は出来ません。しかし、神がわたしたちを愛してくださっていることを信じ、わたしたちには分から

なくても隠された大きな恵みと祝福を待ち望むことによって、やがて神からの平安と喜びに与ること

ができるのです。

わたしたちにも与えられている神の導きを信じ、祝福を待ち望もうではありませんか。