強くされるための弱さ　（コリント人への第二の手紙　12章　7〜12節）

　2010年10月24日礼拝にて

　『ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱い
　　ところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで
　　自分の弱さを誇ろう。だから、わたしはキリストのためならば、弱さと、侮辱と、危機と、迫害と、
　　行き詰まりとに甘んじよう。なぜなら、わたしが弱い時にこそ、わたしは強いからである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第二の手紙　12章　9〜10節）


　　先週は新会堂のための用地で野外礼拝を行い、恵みに満ちた時を主にあって持たせていただき

ました。神様がどんな使命をわたしたちの教会に与えてくださっているかは分かりませんが、一つ一

つのことを見事なまでに導いてくださっている主は、これからの歩みにおいても豊かな恵みを注いで

下さると期待しています。

　　パウロは、幼い時からよく聖書を学んでいましたが、復活の主に出会ったことによってはじめて、

自分の弱さの中に働いてくださる神の恵みを学びました。わたしたちも何かが出来るから用いられる

のではなく、主を信頼し委ね切るからこそ、用いてくださるのです。まさしく、わたしたちは弱い時にこ

そ強いのです。日々の生活において神さまを忘れていると、強くなければいけないと思って力が入り、

疲れてしまいます。しかし、わたしたちのため命まで捨てて下った方は、より頼む者を喜んで用い、神

の栄光をあらわしてくださるのです。だから自分の弱さを素直に認め、共にいてくださる主を信頼して、

信仰と忍耐をもって与えられた戦いを勝利させていただきましょう。