苦しみにあったことは、私によい事です　（詩篇　119篇　65〜72節）

　2010年09月05日礼拝にて

　『わたしに良い判断と知識とを教えてください。わたしはあなたの戒めを信じるからです。
　　わたしは苦しまない前には迷いました。しかし今はみ言葉を守ります。・・・・
　　苦しみにあったことは、わたしに良い事です。これによってわたしはあなたのおきてを
　　学ぶことができました。あなたの口のおきては、わたしのためには幾千の金銀貨幣に
　　もまさるのです。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（詩篇　119篇　66〜67、71〜72節）


今年は九月に入っても暑さは厳しく、弱さを感じておられる方もたくさんおられることと思います。

わたしたちが信仰に導かれた経緯は様々ですが、イエス・キリストの十字架の恵みは、わたし

たちの価値観を覆し、苦しみを 喜びあふれる源泉に変えてくださる  力となるのです。しかもこ

れはすべての人に対して変わることのない恵みです。パウロは、「罪の増し加わったところには、

恵みもますます満ちあふれた」と語っていますが、ダビデは、「苦しみにあったことはわたしに良

いことです。」と語りました。わたしたちは、失敗を悲しみ、病に絶望し、弱さを憎み、死を忌み嫌

います。けれども、わたしたちが不幸と考えるこれら一つ一つのものは、わたしたちが神を知り、

その愛と約束されている恵みを信じるとき、神の生きておられることを知り、罪の赦しや永遠の

命を確信するためのチャンスとなるのです。あなたの今の苦しみは何でしょう・・・。来年の今頃、

何を悩んでいるでしょう・・・。わたしたちが神を信じて、今をゆだねきることができた時、苦しみ

にあったことを心から感謝することができるはずです。