天に名がしるされていることを喜べ　（ルカによる福音書　10章　17〜20節）

　2010年08月29日礼拝にて

　『七十二人が喜んで帰ってきて言った、「主よ、あなたの名によっていたしますと、悪霊までが
　　わたしたちに服従します」。・・・・・・・しかし、霊があなたがたに服従することを喜ぶな。むしろ、
　　あなたがたの名が天にしるされていることを喜びなさい。』
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イエス・キリストは、弟子を選んで彼らと共に歩み、神の御心を教え、またその愛を証しされました。

それだけではなく、キリストの名によって行う神の御業をもゆだねたのです。その力は人の思いを

越えたもので、キリストの名によって命じると悪霊までが服従するというものでした。弟子たちが、

自分たちを通して行われた神の御業を、驚きと大きな喜びをもって口々に報告したとき、主は心か

ら神をほめたたえると同時に「霊があなたがたに服従することを喜ぶな」と諭し、むしろ「あなたがた

の名が天にしるされていることを喜びなさい」と教えられました。わたしたちは、自分が一生懸命頑

張っているから神は覚えてくださり、特別な賜物を持っているから神の祝福を受けられるのだと考

えがちですが、そうではありません。たとい、わたしたちが何もできなかったとしても、神の約束を

信じ、キリストの十字架による救いを信じて受け入れたならば、救われているのです。これが一番

の恵みであって、わたしたちの信仰の全てです。それ以外のことで信仰をふらつかせることがない

ように、「天に名がしるされていること」を喜ぶものとなろうではありませんか。