神にささげる生涯 (イザヤ書 6章 8節)
2011年1月2日礼拝にて
『わたしはまた主の言われる声を聞いた、「わたしはだれをつかわそうか。
だれがわれわれのために行くだろうか」。その時わたしは言った、「ここにわたしがおります。
わたしをおつかわしください」。』
(イザヤ書 6章 8節)
新しい年をむかえ、改めて今の時代につかわされている使命の重大さをおぼえています。
どんなに科学が発達し、生活が豊かになったように見えても、人々の心は昔から変わること
なく、神の前の罪と不信仰にあふれています。イザヤの立てられた時代も、見た目には熱心
で信仰深く見えても、実際には自分の満足のために神を忘れ、罪にどっぷりとつかり汚れに
まみれていました。そんな中イザヤは、神のあふれるばかりの栄光にまみえ、自らの罪深さ
と無力さを思い知らされます。しかしそのイザヤに神は近付き、神自らがその罪をゆるしきよ
めてくださったのです。わたしたちも神の前に出ることによって、自分の本当の姿を知ること
ができます。そしてその現実は絶望しなければならないほどの汚れと罪とにあふれたものか
もしれません。しかし神は、そのわたしたちを選び、しかもきよめてつかわしてくださることが
できるのです。主が声をかけられる時、わたしたちを聖別して遣わすことのできる神を信じ、
従わせていただこうではありませんか。