善をもって悪に勝ちなさい (ローマ人への手紙 12章 3〜5節)
2009年09月06日礼拝にて
『愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。・・・・
悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。』
(ローマ人への手紙 12章 19・21節)
わたしたちがこの世で自立して生きることは大切ですが、土台を創り主である神に
置いていないと、いろいろな場面で苦しむことになります。なぜなら、神の目とわたし
たちの目とは違うからです。一生懸命に頑張っていると、自分が正しいと思い込み、
知らず知らずに他のものを否定してしまう事があります。わたしたちは神に創られ、
しかも愛されています。わたしたちを愛してくださっている主は、わたしたちの目に一
番良いことを行われるわけではありません。主は、愛してくださっているからこそ、神
の目に一番良いことをわたしたちに行ってくださるのです。ですから、わたしたちが、
自分の考えと現実とをすり合わせながら生きるのではなく、神の御心を考え、自分
自身を神の手に任せきっていくことが大切なのです。自分が正しいと確信を持ってい
ても、神の深い愛と計画の中で、本当に自分が正しくすべてを理解しているとどうし
て断言できるでしょうか。神はすべてをご存知であると同時に、すべてを行うことの
できる方です。わたしたちは、ただ神の愛の手を信じて、主に愛されたように愛し、
赦されたように赦し、支えられたように支えていくものとさせていただきましょう。こ
うした力も、わたしたちの内にではなく、主を信頼するものに神が豊かに与えてくだ
さるものであることを、覚えて歩んでいきましょう。