全世界に出て行って福音を宣べ伝えよ (マルコによる福音書 16章 14〜20節)
2009年08月16日礼拝にて
『全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。』
(マルコによる福音書 16章 15節)
夏のいろいろな行事が恵みのうちに行われています。雨や地震に影響を受けた方、
忙しかったり、時には疲れて立ち上がれなかった人もあったかも知れません。しかし、
主は、わたしたち一人ひとりの必要を知っていてくださり、それぞれの場面で、主に従
うことの大切さ、主にゆだねることの平安、主に信頼することの楽しさを教えてくださっ
たことと思います。イエス・キリストは「福音を宣べ伝えよ」とわたしたちに語られました。
これは、わたしたちの責任や義務からくるものではなく、わたしたちが主の宣教にかか
わり、その喜びに共にあずかるためなのです。つまり「全世界に出て行って、すべての
造られたものに福音を宣べ伝えよ」と語られた主は、「あなたが想像したこともないよ
うな自由と喜びがあるから、体験してごらん。」また、「あなたの持っているものによる
のではなく、神によって与えられる喜びを味わってごらん。」と迫ってくださっているの
です。どんなことでもできる神が共にいてくださることを体験していくとき、わたしたち
は神にまかせることの自由と、神に期待することの楽しさを、何とかして人々にも知ら
せたくなるのです。