すべてのことについて感謝しなさい （テサロニケ人への第一の手紙 5章 12〜24節）
2009年07月05日礼拝にて
「だれも悪を持って悪に報いないように心がけ、お互いに、またみんなに対して、いつも
善を追い求めなさい。いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのこと につい
て感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられる
ことである。」 （テサロニケ人への第一の手紙 5章 16〜18節）
イエス・キリストの十字架を通して現された神の愛は、イエス・キリストによって新しく
された人々を通して全世界に証しされていきました。パウロもキリストの十字架によって
新しくされ、「やがて必ず主の前に立つべきときが来るから、キリストの十字架による罪
の赦しによって、永遠の望みに生きるように」と、神の愛のメッセージを力強く人々に語
りました。パウロは自分が罪人であることをわかっていましたし、それ以上に神の恵み
によって生かされていることを感謝していました。さらに、イエス・キリストがどんなとき
にも共にいてくださることを経験をして知っていたからこそ、『いつも喜んでいなさい』
『絶えず祈りなさい』『すべてのことについて感謝しなさい』と繰り返し教えたのです。
わたしたちも、この年の半分を過ごさせていただきましたが、実際にこの半年の間だ
けでも、それぞれにいろいろなことがあったことでしょう。けれども突き詰めれば、す
べてが神の前に立つ過程ですし、わたしたちが神と共に歩んでいることを知ってい
れば、その一瞬一瞬が神の業に預かる時であることを実感し、喜ぶことができるの
です。あなたは、すべてのことが、主の手の中にあることを信じているでしょうか。
神を見失って絶望し、つぶやき、苦しむのではなく、信仰の目によって常に神を認め、
いつも共にいてくださる神を信頼し、従って行こうではありませんか。
