天にいますわれらの父 (マタイ4による福音書 6章 9〜13節)

 2009年06月28日礼拝にて
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先週は父の日でした。今朝は、誰にとっても真の父である、天の父なる神様とはどのような
お方であるかを見て参りたい。

今朝の聖書は、「祈ることを教えてください」との求めに対して主イエスが教えられた「主の
祈り」と言われる個所です。いやしくも祈るべきお方を知っている「あなたがたはこう祈りな
さい」と教えられました。祈る相手が「私たちの天の父」であるゆえに後の6つの祈りが続
きます。その父とはいかなる父なのでしょうか。


1.「天におられる」

真の神が天におられるというのは慰めです。神は人と全く違った存在であるということです。
人がどのようにしても、また人が作った物も神になるということはありません。その神だから
こそ人を救うことができるのです。
人間的に八方ふさがりに見える時も、天だけはいつも開かれています。


2.「わたしたちの」

誰かが犯罪を犯した時、最も悲しむのはその親ではないでしょうか。神さまの前に前科者の
私はどれほど父なる神を悲しませてきたことか。しかし、神は私を御子イエスの身代わりの
ゆえに神の子としてくださいました。神さまは、御自分が私のような者の父であることを恥と
されません。
また、子は父に似る者となると約束してくださるのです。


3.「父」

お父さんであるなら、どんな役職、身分、名誉の呼び名より、ただ単純に「○○君のお父さん」
と言われる時に、最も幸福な気持ちになるのではないでしょうか。神さまは創造主、癒し主、
救済主、慰め主、全能者…等多くの名が聖書に記されていますが、私たちが祈る時、ただ単
純に「お父さん」と呼ぶことを何より喜んでくださるのです。


「わたしに」求めなさい、と言われます。神さまへの祈りは大風呂敷を広げて祈れば良いのです。

どんな所からもあなたを助けることのできる方、どんなあなたであっても決して見離さず、あなた
からの「父よ」と呼ぶ一声を何よりも喜んで待っていてくださる私たちの天の父なる神さまに、事
ごとに祈り、信頼して、従って参りましょう。