もうここにはおられない　（マタイによる福音書　28章　1〜10節）

　2009年04月12日礼拝にて

　「この御使いは女たちにむかって言った。『恐れることはない。あなたがたが十字架に
　　おかかりになったイエスを捜していることは、わたしにわかっているが、もうここには
　　おられない。かねて言われたとおりに、よみがえられたのである。さあ、イエスが納
　　められていた場所をごらんなさい。』」　　　　　　　（マタイによる福音書　28章　5〜6節）


　 イエス･キリストが十字架にかかって死に、葬られた時、人々は望みを失いました。彼らはキ

リストが死んでしまったらおしまいで、すべてが終わったと思ったのです。しかし神は、この十字

架の事実を通して、神の約束が真実であること、死んでも終わりではないこと、さらに、どんな

状況の中にあってもわたしたちには望みがあることを教えてくださったのです。女たちは、安息

日が終わってすぐにイエス様の葬られた墓に向かいましたが、イエス様の遺体を見つけること

は出来ませんでした。なぜならイエス様はよみがえられて、墓にはおられなかったからです。

わたしたちはどうでしょう。神と共に生きているつもりでも、実際には自分勝手な生き方をしてい

る、どうしてそこに主を見出して平安を得ることが出来るでしょうか。しかし、主は今も生きてお

られます。キリストの十字架と、復活の事実を目に留め、愛によって生かされている恵みを心か

ら感謝しようではありませんか。