星に導かれて （マタイによる福音書 2章 1〜12節）
2008年12月07日礼拝にて
『彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に
進んで、幼子のいる所まで行き、その上にとどまった。彼らはその星を見て、
非常な喜びにあふれた。』 （マタイによる福音書 2章 9〜10節）
イエス･キリストの誕生に際して、神はいろいろな証しを用意してくださいました。それは、
わたしたちがいろいろな出来事を通し、神がすべてのことを導かれることを知るためでした。
東方の博士を通して、救い主の誕生は多くの人に明らかになりました。けれどもこの時、多く
の人々は不安を感じるだけで、その背後にある深い愛の計画を悟ることは出来ませんでし
た。そして不安を覚えていたヘロデは、博士が救い主について自分に報告せずに帰ってし
まったことを知り、ベツレヘムとその付近にいる二歳半以下の男の子をことごとく殺してしま
います。大きな悲しみと痛みが人々を覆うことになりますが、この出来事を通して「救い主の
誕生」というニュースが、人々の心にしっかりと刻まれることとなったのです。神は、今もわ
たしたちと共にいてくださり、わたしたちが信仰の目を持って捜し求めさえすれば神のわざ
を見出すことが出来るようにしてくださっています。しかも信仰を持って一歩を踏み出すこ
とにより、神は最善の導きを与えてくださるのです。わたしたちはこのことを信じてクリスマ
スを迎えようではありませんか。
